<ボランティアに関する発展学習>
社会人が仕事で身に付けた専門的なスキル(能力や技能)を生かして行うボランティアを、「プロボノ(Pro bono)」と言います。
プロボノの例は、弁護士による無料法律相談など。
なお、退職した高齢者の中には、空いた時間を有意義に過ごすため、また、社会貢献のために、自身の専門的な経験を生かしたボランティア活動を始める人も増えているようです。
(#)プロボノの広がりと可能性
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/151596.html
(#)スキルの意味と使い方
http://dictionary.sanseido-publ.co.jp/topic/10minnw/014skill.html
日頃仕事に勤しむ社会人が、自らのスキルと少しの時間でできる、プロボノ。今、この、従来型ボランティアでも寄付でもない、新しい社会貢献活動を始める人が増えています。
プロボノ活動を成功に導くポイントをわかりやすく解説。
<目次>
序章 プロボノ人間模様
第1章 プロボノとは
1 プロボノとは
2 豊かなボランティアスタイル
3 社会貢献活動のスペクトル
4 米国で起きたイノベーション
5 日本での関心の高まり
6 システム化されたプロボノ
第2章 NPOの課題とニーズ
1 「非営利」という思考様式
2 NPOにとっての「成果」
3 資金調達という大問題
4 多様なステークホルダー
5 ボランティアという資源の困難
6 「番頭」が広げるチャンス
第3章 プロボノワーカーたちの横顔
1 ボランティアとは縁遠かった人々
2 「ソーシャル」に向かうビジネスパーソン
3 プロボノワーカーの参加動機
4 プロボノの実感
第4章 「成功するプロボノ」の条件
1 「開かれたシステム」の可能性
2 プロボノのリスク
3 マネジメントインフラの構築
4 プロボノプロジェクトを企画する
5 機能する事務局と運営モデル
6 「成功するプロボノ」の条件
第5章 「公共善のために」──プロボノの使命
1 ニューパブリックマネジメント
2 「協働」の三類型
3 公共領域における可能性
4 神奈川県との協働事業
5 ふるさとプロボノ
6 プロボノの基盤となる行動基準
終章 プロボノ──二〇二〇年
跋文 人と人をつなぐ──東北関東大震災を乗り越えるために
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